2011/6/26
我が家に2匹の子猫がやってきました。
生まれて間もない野良な子猫達が
カラスに襲われそうになっていたところ
カミさんの同僚がそれを見過ごせず保護。
そしてウチで引取ったわけです。
♂と♀。
名前は、うに(♂)と係長(♀)



本当は「うに」と「ふくげ」にしたかったのですが
家族から「ふくげはヤダ!」と反対を喰らい
度重なる家族会議の結果
「係長」となりました。

引き取った数日後
うにに障害があることが発覚しました。
オシッコをきちんと出せないのです。
毎回、ポタポタとしか出ない感じで
初めて猫を飼う私は子猫ってこんな感じなんだぁ
と思っていたところ
全く出せない状態に陥り急性腎不全の症状が出てしまいました。
慌てて病院へ連れていくと
診察した先生は
「おかしいな、、、おかしいな、、、」
と何やら四苦八苦。
尿道が探れないらしいのです。
結果、尿道が正常ではないと診断され
手術しないと命はないと言われてしまいました。
更に手術をしても100%の保障はないと言われ
更にうには子猫なので手術はまだ危険とも言われました。
とにかく様子を見ようと。

頭の中、真っ白。。。

その後ポタポタですがオシッコは出てるし、うには元気。
と思うもつかの間、またオシッコは出なくなってしまいました。
2度も急性腎不全の症状が出た以上、身体はだいぶ危険です。
病院は、子猫でも手術をしないとダメだと判断し
死も覚悟した手術をすることとなりました。
きちんとした尿道を作る手術です。

数時間に及ぶ手術が無事終了!
なんと尿道は正常とのことでした。
問題あったのはチンチンで、もう腐っていたとのこと。。。
で、チンチンを切除すると共に、尿道自体を太くしました。
2度の急性腎不全を患って腎臓が半分は死んでしまっているため
もし石でも詰まってもう1度腎不全を起こそうものなら
もう命はないかもしれないとのことで
尿道を太くしたのです。
もともと♂は♀に比べ尿道が細いため石が詰まりやすいとのこと。

さて、
手術は無事に成功したのですが手術後も気は抜けません。
この手術で形成した出口を
身体が傷口と勘違いしてしまうとOUTなのです。
傷口と判断すると治癒能力が働き、出口を塞ごうとします。
そうならないように1ヶ月間、尿道にクダを通し入院しました。
そして無事退院っ!!

よかったぁ・・・

のはずが、退院後数日で最悪の事態へ。。。
うに、オシッコが出ずに苦しそうにしているではありませんか...
また急性腎不全にでもなったら大変なので即病院へ。
1ヶ月の甲斐むなしく
身体は傷と判断してしまい塞がりかけていました。
先生は「残念ですが、即手術です」
と。。。
今度の手術は出口の皮膚を思いきり外側まで引張るとのこと。
そして太いクダにして、通す期間も倍の2ヶ月にすると...
うには手術の痛みと1ヶ月の牢屋生活に耐えてきたのに...
更に地獄が待ってるなんて...
とにかく手術しないともう終わりなので、手術決行です。
病院側は、手術と入院費用は一切要らないと言いました。
「野良猫を育ててくれてる行為
 そして野良猫にここまでしてくれる行為に感謝します」
とのことでした。
費用ってバカにならないので
そういう場合そのまま見捨てざるを得ない人もいるのです。
病院側はそれも危惧したと思います。
それと、、、プライドもでしょうか。
とにかく2回目の手術と入院。
2回目の手術は尿道を弄らないので短時間で済みましたが
うににとって手術後が地獄です。
うに1人に苦しい思いさせるわけにはいかないと思い
うにが退院するまで
願掛けも兼ねて私も勝手に酒を断ちました。
その間、うにの様子を見に病院へ行くと
ボロ雑巾になったような毛並み、臭い匂い
しかもずっと同じ体勢しかしないらしく
お尻に酷い床ズレまでできていました。
担当の先生はとても信頼できる人だったのですが
回りのスタッフにちょっと不信感を抱きました。。。
とにかく頑張ってくれ。。。と祈るしかありませんでした。
段々と回復していったうに。
でもクダを取ることはできません。
そして病院側は治す為にもう1つのことをしてくれました。

太らせる

です。
なぜそんなことをするのかというと
成長期の治癒能力って半端ないとのこと。
その状態でクダを外してしまうとまた塞がりかねないのです。
なので、早めに成長させて大人の身体にしてしまい
ちょっとでも治癒能力を弱めようと。

そんなこんなで無事に2度目の退院です。
デカくなった うに^^;
退院は喜ばしいことなのですが
とにかくオシッコが心配でした。
ウチに帰ってからの初オシッコ。
息を飲む瞬間。

ジョ ジョーーー

音してる・・・
オシッコを出す音してる!!!!!
泣きそうになりました。
うにから初めて聴けた!!!
心の底から良かったと思える瞬間でした。
そして身体のデカくなったうには
その後何の障害もなくウチで暮らし現在に至ります。


うに退院数ヵ月後に今度は係長の避妊手術。
(あ、うには手術の時に玉も取ってしまいました)
去勢手術より避妊手術の方が数倍大変で
痛みも全然違うとのことだったので
飼い主バカな僕は心配で仕方ありませんでした。。
かわいそうだけど頑張ってくれぇ。
手術後、1泊で退院です。
夜に仕事から帰宅後すぐ係長の部屋へ様子見に行くと
係長は目を細めて私に鳴いてきました。
まるで「痛いよぉ痛いよぉ」と泣いてるみたい...
うにもいる為、隔離しなければいけないので
係長は数日間 檻の中です。
いつも布団に入ってきて一緒に寝てただけに
夜は寂しいだろうと思い檻のすぐ横に
布団を敷いて一緒に寝てました(飼い主バカ)

そんなこんなで2人とも元気に育っていますっ!!!!


うにと係長は兄弟ですが、性格が全然違います^^;
両方とも人見知りしません。

うに♂
活発・やんちゃ・獣医も認めるほどの体力の持ち主。
そのくせ臆病者で寂しがり屋でかなりの甘えん坊。
人が外から帰ってくると一目散に出迎えてくれる。
深い眠りでなければ、眠い目をこすりながらもやってくる。
モリモリ食べる、あればあるだけ食べる。
けど最近、大分落ち着いてきました。
退院後は異常なほど がっついてましたから。
「トムとジェリー」のトムみたいな感じ。(動きが面白い^^)
小顔で手足長い けどちょっと太っているので見た目は普通。
抱っこされるのがあまり好きではない。
爪を切らせてくれない。
かぎしっぽ
とにかく遊ぶの大好き
けどジャンプはあまり得意ではない。
引出しを勝手に開け玩具を探る
壁に刺さっている画鋲を取り玩具にする
ちょっとでも小物の音を立ててしまうと
背筋をピーーーンと立て、こちらをガン見します。
そしてハント体制。
興味持ったモノを引出しにしまうとこなんて見られたら
もうその引出しは獲物です。
我が家の食事時、食卓に上がり居座るのですが
食べ物を狙っていると思いきや玩具を狙っていますw
例えば、ワインのコルクとか1口チーズの袋とか。
生まれながらの疾患をもっており
すでに2度の手術と長期入院を経験
その時、去勢手術済み(チンもタマも無し)


係長♀
おっとり・恐さ知らず。
肝が据わっているのかバカなのかわからないw
いくら叱っても同じことをしてくる。(うには逃げる)
マイペース。
うにほどではないけど係長も甘えん坊。
チョコチョコとマイペースに食べる。
手足短くてお尻フリフリで歩く姿が愛らしい 小型
かぎしっぽ&短い
毛並みの触り心地 最高。
抱っこされるのが好き
人の指を舐めるのが大好きで
手を前足で押さえ込んでまで舐めてきます。
指を1本ずつ順番に丁寧に舐めてきます。
か細〜〜い声で鳴く
(ゴロゴロニャーーーーーンとも鳴きます)
最近、アクビと同時に鳴きます。
何でも食べようとする。
特にビニールとティッシュが好物・・・
(もちろん与えないようにしている)
うにより全然動かない係長が活発になる時間は
6〜7時、18〜19時ぐらい。 ゴハン前の時間です^^;
この時間の係長はとにかく危険。
うにと違って躊躇しません。
この時間帯にエントランスドアを開けようものなら
サーーっと飛び出してしまうので気が抜けません。
忍者並みのセンスを持っています。
この時間帯にビニール袋なんて見せようものなら
襲ってきます。
そしてゴハンを食べ終わると
またボーーっとした係長に戻るのです。
発情前に避妊手術済み



それでは猫達のムービーをご覧ください^o^